QGISのプロセッシングを色々とためしてみました!
QGISのプロセッシングを利用することで、さまざまな位置情報データ処理が可能です。プロセッシングは、GUIやバッチ処理やPythonスクリプト等の方法で利用可能です。今回はGUIでの利用方法を紹介します。
今までにdayjournal memoで、ベクトル処理を中心に60種類以上を試してきました。今回はその中でもおすすめの5つを紹介したいと思います!プロセッシングは、他にもラスタ含めてさまざまな処理が可能です。ぜひチェックしてみてください!
詳細として下記について説明します。
- 事前準備
- BBoxデータ作成
- 交差ポイント作成
- 空間検索でデータ選択
- ジオメトリの重心作成
- 等間隔ポイント群作成
事前準備
下記リポジトリにポイント・ライン・ポリゴンのサンプルデータを格納しています。検証用にご利用ください。
プロセッシングツールボックスを開きます。
QGIS起動 → プロセシング → ツールボックス
BBoxデータ作成
各ジオメトリのBBoxを自動で作成します。
プロセッシングツールボックス → ベクタジオメトリ → BBoxの出力
対象レイヤ・保存先を任意で設定し実行
実行結果
交差ポイント作成
ジオメトリが交差している箇所にポイントを作成します。
プロセッシングツールボックス → ベクタオーバーレイ → 線の交差
対象レイヤ1・対象レイヤ2・保存先を任意で設定し実行
実行結果
空間検索でデータ選択
Within関数を利用しポリゴン内に含まれるポイントを抽出します。他の関数も利用可能です。
プロセッシングツールボックス → ベクタ選択 → 場所による選択
対象レイヤ・空間検索方法・比較対象レイヤ・選択状態を任意で設定し実行
実行結果
ジオメトリの重心作成
ジオメトリの重心にポイントを作成します。
プロセッシングツールボックス → ベクタジオメトリ → 重心
対象レイヤ・保存先を任意で設定し実行
実行結果
等間隔ポイント群作成
指定距離の間隔でライン上にポイントを作成します。
プロセッシングツールボックス → ベクタジオメトリ → ジオメトリに沿った点群
対象レイヤ・距離・開始オフセット・終了オフセット・保存先を任意で設定し実行
実行結果
QGISのプロセッシングについて、他にも記事を書いています。よろしければぜひ。
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