Amazon WorkSpacesでQGISの環境構築をしてみました!
QGISとは、地理情報システムの閲覧・編集・分析機能を有するクロスプラットフォームのオープンソースソフトウェア・GISソフトです。今回は、Amazon WorkSpacesのWindows環境を利用しQGISの実行環境を構築してみました。
詳細として下記について説明します。
- Windows環境構築
- リモート接続環境構築とQGISインストール
- イメージ作成
- イメージからWindows環境とQGIS環境再構築
Windows環境構築
Amazon WorkSpacesでWindows環境を構築する方法です。
AWSマネジメントコンソール → WorkSpacesをクリック。
「今すぐ始める」をクリック。
高速セットアップの「起動」をクリック。
任意のOSを選択(今回はWindows Server 2016を選択) → ユーザー名・名前・メールアドレス・言語を設定 → 「WorkSpacesの起動」をクリック。
「WorkSpacesコンソールを表示します」をクリック。
作成中になるとWorkSpacesの一覧に表示されます。
この設定のみでWorkSpaces上にWindows環境が構築されます!
リモート接続環境構築とQGISインストール
Amazon WorkSpacesでリモート接続環境の構築とQGISをインストールする方法です。
WorkSpacesが正常に作成されると登録アドレスにログイン情報のメールがきます。
受信したアドレスにアクセスしログインパスワードを設定 → 「ユーザーの更新」をクリック。
接続用のアプリケーションをインストールします。ブラウザでのアクセス等も可能ですが今回はMac版のディスクトップアプリケーションをインストールします。
インストールした接続用のアプリケーションを起動します。
メールで受信したregistration codeを入力 → 「Register」をクリック。
ユーザー名と設定したパスワードを入力 → 「Sign In」をクリック。
作成したWorkSpacesのWindows環境に接続します。
Windows環境にQGISのダウンロードとインストールをします。
正常にQGISをインストールできました。
Windows環境へのリモート接続とQGISのインストールができました!次からは、そのイメージの作成や同一環境の再構築方法について説明します。
イメージ作成
Amazon WorkSpacesでイメージを作成する方法です。
対象のWorkSpaces選択 → アクション → 「イメージの作成」をクリック。
「次へ」をクリック。
イメージ名と説明を入力 → 「イメージの作成」をクリック。
イメージ作成後、アクション → 「バンドルの作成」をクリック。
バンドル名・説明・ハードウェアタイプ・ストレージを設定 → 「バンドルの作成」をクリック。
バンドルが作成されたのを確認します。
QGIS環境が含まれたイメージとバンドルの作成が完了です!
イメージからWindows環境とQGIS環境再構築
Amazon WorkSpacesでイメージからWindows環境とQGIS環境を再構築する方法です。
対象のバンドル選択 → 「WorkSpacesの起動」をクリック。
対象のディレクトリ選択 → 「次のステップ」をクリック。
ユーザー名・名前・メールアドレスを入力 → 「ユーザーの作成」をクリック。
ユーザーが作成されたか確認 → 「次のステップ」をクリック。
対象のバンドルをそのまま選択 → 「次のステップ」をクリック。
実行モードを選択 → 「次のステップ」をクリック。
「WorkSpacesの起動」をクリック。
作成中になるとWorkSpacesの一覧に表示されます。
作成されたWorkSpacesに接続すると、イメージの内容のままのWindows環境とQGIS環境が表示されます。
イメージを作成することでWindows環境とQGIS環境の再構築も可能になります!
Amazon WorkSpacesとQGISについて、他にも記事を書いています。よろしければぜひ。
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