以前紹介した「QGIS #006」「QGIS #007」「QGIS #008」で作成するよりも手軽にプラグイン構成を作成できる「QGIS Plugin Builder」というプラグインがあるようなので試してみました。
「QGIS Plugin Builder」でプラグインを作成するためには下記方法でおこないます。
プラグイン検索画面で「Plugin Builder」を入力 → プラグインを選択 → プラグインをインストール
インストールした「QGIS Plugin Builder」を実行
ダイアログが表示されるので項目に入力
題名 | 備考 |
---|---|
Class name | クラス名(フォルダ名にもなります) |
Plugin name | プラグイン名 |
Description | 題名 |
Module name | モジュール名 |
Version number | プラグインバージョン |
Minimum QGIS version | QGISの最低動作バージョン |
Author/Company | 作成者名 |
Email address | 連絡先 |
題名 | 備考 |
---|---|
About | 説明文 |
題名 | 備考 |
---|---|
Template | 使用するテンプレートを指定(Tool button with dialog、Tool button with dock widget、 Processing provider) |
Text for the menu item | メニューに表示される名称 |
Menu | メニューのカテゴリを指定 |
題名 | 備考 |
---|---|
Additional components | 後々使いそうなので全てチェック |
題名 | 備考 |
---|---|
Bug tracker | バグトラッカーURL |
Repository | リポジトリURL |
Home page | ホームページURL |
Tags | タグ |
Experimental | 試す用であればチェック |
ファイルの保存先を聞かれるので「C:\Users\ユーザー\ .qgis2\python\plugins」を選択
作成されたフォルダの中を見るとプラグイン作成に必要なファイルが保存されています。
しかし、このままでは「resources.py」ファイルが足りなくてプラグインを実行できません。アイコン画像のパスが記載されている「resources.qrc」を「resources.py」に変換する必要があります。
「OSGeo4W」で下記コードを実行することにより手軽に変換することができます。
pyrcc4 -o resources.py resources.qrc
以前の記事では、このファイルを使わない方法でアイコン表示していました。正式なリリースには「resources.qrc」が必要なのかな。。。
とりあえずプラグインの雛形を作成することができました。次回は、以前の記事のサンプルを移植して使えるようにしながらファイル構造を紐解いていければと思います。
- 参考文献
QGIS Plugin Builder QGISプラグインの作り方(パッケージ生成編)