QGISで自動化などのスクリプト処理をするには、以前紹介した「QGIS #006 – プラグイン作成」がありますが、その場でおこなうようなもっと手軽にスクリプト処理をするには「Pythonコンソール」を利用します。
実行すると「Pythonコンソール」が表示されます。ここにPythonのコードを記述していきます。ちなみに左のアイコンは上から、「コンソールのクリア」・「クラスのインポート」・「コマンドの実行」・「エディタの表示」・「設定」・「ヘルプ」になっています。
下記内容でコンソールでスクリプトを実行してみます。
layerall = str(iface.mapCanvas().layerCount())
print layerall
実行すると現在のプロジェクトに読み込んでいるレイヤ数がコンソールに表示されます。
次に左のアイコンの「エディタの表示」を実行すると、右側にエディタが表示されます。エディタにコードを記述するとPythonのファイルとして保存することができます。
エディッタに先ほどと同じコードを保存して「スクリプト実行」を実行します。 実行すると現在のプロジェクトに読み込んでいるレイヤ数がコンソールに表示されます。
このように、コンソールとエディタを使うことによりスクリプト処理が実行できるようになります。プラグインと使い分けて利用すると作業が効率化できそうです。
- 参考文献
QGIS