QGISでデータを編集する時は、通常Shapeファイルを読み込んで更新していきます。ただ、データの容量が小さい内はShapeで問題ないのですが、データ量が多くなると描画や処理が重くなりまともに作業ができなくなります。そんな時は、ShapeファイルをPostGISにインポートすると、描画や処理が格段に軽くなります。また、PostGISを使用することにより複数人での同時更新が可能となります。PostGISとはPostgreSQLの拡張機能でGISで使用するオブジェクトを格納できるDBになります。
まず、作業環境であるPostgreSQLのPostGISを、事前にメインサーバーにインストールしておきます。複数人で作業したい場合は、インストール後一度だけ設定ファイルの変更とOSのファイアウォールの設定をします。
①postgresql.conf
②pg_hba.conf
③ファイアウォールの設定
上記3点を設定すると、複数ユーザーがメインサーバーのPostGISに接続することができます。
次に、QGISを開きます。
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SPITプラグインでShapeをPostGISインポートをします。
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SPITプラグインで接続の設定をします。 ホストはサーバーが自分のPCの場合は「localhost」、別にある場合はそのサーバーのIPを記載します。 ポートは「5432」 データーベースは接続するデーターベース名 ユーザー名とパスワードはPostGISの設定値
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PostGISレイヤをQGISに読み込みます。
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PostGISに接続すると、取り込んだDB内のレイヤ名が表示されます。
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レイヤ名を追加する時に、対応する座標系を設定します。
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読み込みが完了すると、QGIS上にレイヤが表示されます。
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レイヤを、Shapeとしてエクスポートしたい場合は、ベクタレイヤに名前を付けて保存を選びます。