前回の記事でCentOSのインストールまで終わっているので今回は、サーバー環境構築の事前準備の方法を試したいと思います。
「Parallels」でCentOSをインストールするとデフォルトではユーザーが「parallels」になってしまいます。まず、そのユーザーを「root」に変更したいと思います。しかし、rootに変更しようとしてもrootのパスワードがわからないのでパスワードの再設定する必要があります。
CentOSのターミナルを起動して、下記コマンドを実行します。パスワードを聞かれるので、 CentOS起動時に設定したパスワードを入力します。
sudo su
rootに入ると下記コマンドを実行します。そして、rootのパスワードを新しく設定します。
passwd
rootに切り替えれるようになったらサーバー環境構築の事前準備を進めます。そのままCentOSで直接設定しても問題ないですが、今回はMacのターミナルからsshで設定していきたいと思います。事前にCentOSのIPアドレスを調べておきます。
下記コマンドを実行します。xxxにIPアドレスを入力。 パスワードを聞かれるのでさっき設定したパスワードを入力します。なんか色々聞かれるのでとりあえずYesにします。
ssh root@xxx.xxx.xxx.xxx
CentOSにrootでログインできたら、まずOSをアップデートします。
yum update
次に、rootで直接ログインができないように設定してみます。まず一般ユーザーを作成します。
adduser dayjournal
下記コマンドでパスワードを設定します。
passwd dayjournal
ユーザーが作成されているか、確認するため一度接続を切断します。
exit
作成したユーザーでsshで接続してみます。
ssh dayjournal@xxx.xxx.xxx.xxx
接続を確認できたら下記コマンドを実行します。rootのパスワードを入力するとrootに切り替わります。
su -
一般ユーザーを作成できたので、次にrootで直接アクセス出来ないように設定します。そのためには「sshd_config」というファイルを編集する必要があります。
まず「sshd_config」がある場所に移動します。
cd /etc/ssh
一応ファイルをバックアップとしてコピーしておきます。
cp sshd_config sshd_config.old
「sshd_config」の中身を編集します。「#PermitRootLogin yes」 → 「PermitRootLogin no」に変更します。
最後に、リスタートすると設定が有効になります。
service sshd restart
成功していると、rootで接続しようとしてもできない状態になります。
サーバー構築前の準備としてssh接続やユーザー設定をしてみました。デフォルトユーザーがparallelsになっていてrootのパスワードが不明だったので困りました。単純に再設定すればいいのですね。
- 参考文献
さくらのナレッジ